おくむら大腸肛門クリニック院長のブログ

岡山市の大腸肛門専門クリニックの院長のブログです。

小さくても凄いやつ

ご意見箱

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岡山市の「おくむら大腸肛門クリニック」の院長です。今日は当院の外来にひっそりとたたずんでいる彼の話をします。

彼の名前は「ご意見箱」。別名「目安箱」。普段、彼はあまり目立つことなく、ほとんど存在感がありませんが、実はその四角な体にものすごい力を秘めているのです。彼は私が院長になってからリクルートしてきました。(ネットで買ったんですけどね。)私はこのご意見箱を仕事のあとに覗くのが好きなんです。滅多に中身が入っていることはないんですが、上の隙間から中をのぞいた時に、折りたたんだ紙が見えたときはちょっと興奮します。ドキドキしながらカギを外してその折りたたんだ紙を開くときの緊張感は、まるで子供のころガチャガチャの蓋を取って中身を見る時の興奮と似ているような。(笑)そして書いてあることが病院に対するお褒めの言葉のこともあれば、厳しいご意見のことも当然あります。でも患者さんの生のご意見、ご指摘を聞くことのできる機会はとっても貴重で、ご指摘いただいたことはできる限り改善しようと思っています。

最近、この箱のご指摘から当院で大きく変えたことのひとつが「院内の土足化」です。今更ながらの事ですが、何十年も院内スリッパを採用してきた当院としては、大きな決断でした。でも箱の中にあった皆さんのご意見に後押しされ、今年の4月から土足化に踏み切りました。今は来院される馴染みの患者さんにも喜んでいただけて、「土足化してホントに良かった!」と思っています。このように、患者さんとわたしたち職員の橋渡しをしてくれる「ご意見箱」君のことは、これからも大切にしていきたいですね。

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