痔のあれこれ
今回の内容 まとめ 1)いぼ痔には急に腫れる急性期のものと、年数をかけて徐々に腫れてお尻から出てくるようになる慢性期のものがある。 2)一般的には急性期のいぼ痔は薬などの治療で数日から数週間で元の状態に戻る。 3)慢性期のいぼ痔が数年かけてお…
いぼ痔の手術適応とは? 当院にはいぼ痔の方が多く受診されます。初診の方はまず患者さんにいろんなことを問診します。その時に、必ず皆さんにお聞きすることがあります。それは「いぼ痔がお尻から出てきたりしますか?出てきた場合、指で押して戻したりしま…
肛門周囲膿瘍と痔瘻は同じ病気ではありません 今回は痔の中のひとつ「肛門周囲膿瘍と痔瘻」についてお話しさせていただきます。 皆様の中に、「おしりの周りの皮膚の下に膿が溜まって、病院で切って膿を出してもらった」という経験をされた方はおられるでし…
便潜血陽性と痔の関連性は低いようです 先日NHKの健康番組「ガッテン!」で大腸がんの特集がありました。便潜血検査についてなかなか興味深い内容だったので今回ブログでお伝えしたいと思います。皆さん便潜血検査をされたことはありますか?日本では40歳以…
家族みんなの痔学読本(天藤製薬株式会社)より 今回は少し専門的なお話しです。 突然いぼ痔(痔核)が出来たことがある方って多いんじゃないでしょうか?「ある日急にお尻が痛くなって、触ってみたらコブがある」というやつです。で、うちのクリニックに来…
NHK「チョイス」が痔について特集 先日NHKの健康チャンネルの「チョイス」という番組で、痔の特集が放送されました。こういう番組は、患者さんも良く視聴されているようですね。放送後に外来で番組の内容について良く質問されたりするので、私も気づいた時は…
先日、東京で「臨床肛門病学会」という、一般の人が聞いたらインパクトが大きいだろうという名前の学会に参加してきました。とは言っても我々業界人(?)からすると、由緒正しい全国学会で、年に1回開かれてます。今回は全国のそれぞれの超有名肛門科病院の…
先日お伝えしていた日帰り手術セミナーが無事に終わりました。天気の良い日曜日の昼、しかもファジアーノ岡山のホーム開幕戦と同時刻開催とのことで、果たしてどれくらいの方が出席してくれるんだろうと思ってましたが、蓋を開けてみるとびっくりするぐらい…
日帰り手術について講演します 先日月刊プラザ岡山にも掲載されてご存知の方もおられるかもしれませんが、3/4(日)に市民健康セミナーを行うことになりました。当クリニックの近くでご開業されている大森クリニックの大森裕也先生とご一緒します。大森先生…
このたび当クリニックが1月から日本大腸肛門病学会の認定施設に指定されました。この指定は、大腸肛門病学会の指導医が在籍していて、なおかつ一定の施設の条件を満たした場合に認定されるものです。岡山県内では大学病院等含めて9か所のみ指定されています…
お勧めの漫画です 先日、スマホでYahooのページを見てたらお勧めの記事として7月に「私、痔主になりました」というコミックが発売されたというページが出てきました。ヤフーとかは、見ている人の過去の検索歴から興味のありそうな記事を優先的にピックアップ…
ジオン(ALTA)について勉強してきました。 先週の日曜日、東京まで行って「内痔核治療法研究会」という学会に参加してきました。これで3年連続の参加です。この学会は毎年この時期の日曜日にあるので、開業医としてはクリニックを休みにする必要がなく、参加…
7月からインターネットで外来初診の方の予約を取れるシステムを始めました。で、そのシステムを使って、「女性専用外来」も始めてみました。 病院には「女性医師の診察はやってませんか?」と電話でお問い合わせをいただくことがよくあります。やはり女性の…
徳島弾丸ツアー 先日午前中の外来が終わって、JRを乗り継いで徳島に行ってきました。目的は日本消化器外科学会で発表するためです。今回は私の前任地、東京山手メディカルセンターで山名哲郎先生にご指導いただいていた便失禁(便漏れ)に対する仙骨神経刺激…
学会に行ってきました。 先週末、土曜日午後の診療終了後、飛行機に飛び乗って東京に行ってきました。日曜日にある学会に出るためです。その名も「内痔核治療法研究会」。外科系の学会には外科学会、消化器外科学会、大腸肛門病学会等大きな学会があり、様々…
お手紙ありがとうございます! 先日、例の投書箱に匿名の患者さんからとっても嬉しいお手紙が入ってました。その方は、大腸肛門科という特殊性から「清水の舞台から飛び降りる覚悟で」当院に来院していただいたとのことでしたが、来院時の私たちスタッフ達の…
当院の番号札 岡山市北区中山下の「おくむら大腸肛門クリニック」の院長です。 当院では患者さんの呼び出しはお名前ではなく、受付で渡される番号札の番号でお呼びしています。大腸肛門科という性格上、あまりお名前で呼ばれたくないという患者さんも多いと…