おくむら大腸肛門クリニック院長のブログ

岡山市の大腸肛門専門クリニックの院長のブログです。

がんばろう岡山!

西日本豪雨

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西日本の豪雨から3週間ほどが過ぎました。改めてあの日のことを思い出してみようと思います。岡山では7/5頃から2日間ずーっと激しい滝のような雨が降り続き、「ちょっとヤバいなあ」と思っていたら7/6夜9時半過ぎに岡山県に特別警報が出てしまいました。数十年に1度の災害の可能性があるとのことで、携帯電話に注意を促すエリアメールがバンバン届いて緊張しました。ネットで旭川ライブカメラを見ると、県庁近くの橋のすぐ下まで水が来ているようでした。

岡山県は普段は非常に自然災害が少なく、近隣の県に台風や地震の被害があっても岡山だけ無害ということが度々あります。なので私も含めて岡山県民はこういう災害には慣れていませんし、今回も多くの人が「まあなんとかなるだろう」と軽く考えていたのではないかと思います。ところが午後11時前に岡山市全域に避難指示が出ました。避難勧告ではなく避難「指示」だということで、その認識はありましたが、すでに外は真っ暗で、避難場所といっても何処に行けばいいのかもわからず、またやはりここでも「岡山は大丈夫だろう」という気持ちもあって、結局避難することはなく自宅2階に貴重品を上げてとどまりました。夜が明けて外を見ると、幸い自宅周辺は道路が冠水した程度で自宅への被害はありませんでした。

その日の土曜日は遠方から通勤されるクリニックの職員さんは安全を考えて自宅待機にしてもらい、クリニックも午後は臨時休診とさせていただきました。(患者さんにはご迷惑をおかけして大変申し訳ございませんでした。)

クリニックのある岡山市街地は浸水等の被害はなかったようですが、TVを見ると小田川が決壊した真備町の方では大変なことになっていました。ここから車で1時間も離れてない同じ岡山の映像とは思えませんでした・・今回たまたま運よく旭川に大きな決壊なく経過しただけであって、もし旭川が氾濫すると岡山市街は真備町以上に大きな被害を受けていたと思います。患者さんの一人が言われてましたが、車の免許更新の講習会で良く言われているように、こういう時は「大丈夫だろう」ではなく「大丈夫じゃないかもしれない」という気持ちが、大きな被害の防止には大切だと肝に銘じました。今でもまだまだたくさんの方が家にも帰れず困っています。こういう時こそお互いに助け合って、少しでも早く復興させていつもの平和な岡山に戻しましょう!頑張ろう岡山!

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