広島で内視鏡のハンズオンセミナーに参加
9/30(土)はクリニックを1日お休みにして朝から広島大学で内視鏡のポリープ切除のセミナーに参加してきました。患者の皆様にはたいへんご迷惑をおかけしてすみませんでした。
さてこの「広島EMR/ESDハンズオンセミナー」ですが、素晴らしいのはただ講義を聞くだけではなく、ブタの腸を使って大腸カメラでポリープを切除する練習を行えるということです。ブタさんには申し訳ないんですが患者さんの身体でいきなり練習をするわけにはいきませんので、このように動物の臓器を利用してあらかじめスキルを習得するということは医学の世界ではよく行われています。私も以前大腸癌の腹腔鏡手術をしていたころは、静岡や福島の専用の施設に手術の練習をしに行ったことが何回かありますよ。
大腸内視鏡検査は挿入技術だけに目が奪われることが多いようですが、それだけではなく病気を診断する診断技術、そしてポリープ切除などの治療の技術も同じくらい大切です。今回はこの治療技術向上を目指すセミナーでした。会場は広島大学医学部のキャンパス内で、北海道から九州まで全国から20名ほどが参加していました。毎年希望者が多く、参加者は選考会で選ばれるようです。私は幸運にも参加することができ、1日クリニックを休みにしてまで来たので、「吸収できることはなんでも吸収して帰ろう」と日頃から疑問に思っていたことを講師の先生にたくさん質問しました。私の担当の講師の先生は広島大学の内視鏡診療科の先生で、一目見て「あぁ、この人は優しくて頼りがいのあるいい先生だ!」と思わせるような方でラッキーでした。やっぱり聞きやすい先生がいいですもんね。この先生は良い意味でのいわゆる「人たらし」の雰囲気を持っている方ですごく感じのいい方でした。私もこんな先生になれたらいいなあと思いますね。一緒のグループにいた同じ広島大学の若い先生に聞いたら、「若手から絶大の信頼を受けている先生ですよ」ということでした。やっぱり。
実技では普段できないようなやり方をわざとやってみたり、合併症が起きた場合の対処法などを教えていただきました。朝から夕方までの実習時間があっという間で非常に充実してました。帰りは当然JR広島駅でお約束のお好み焼きを食べました。オタフクソース最高~!また来年も参加しようかな。
それではまた!