県庁のサイレン
今日も午後5時のサイレンが街中に聞こえてきました。うちのクリニックでもよく聞こえます。岡山市内で生活されている方にはお馴染みですね。毎日お昼の12時と夕方5時に、岡山県庁の屋上に設置されているサイレンから音楽が流されます。夕方の曲はドボルザークの「家路」ですね。
岡山県庁 17時のミュージックサイレン 「家路」 - YouTube
私は小さいころから岡山市内で生活していたので、物心ついた頃から毎日このサイレンを聞いて育ってきました。以前は朝の7時と夜9時にも鳴ってたと思いますが、数キロ先にも聞こえるぐらいのかなりの大音量なので、近くに住んでいる人から苦情でも出たのかいつのころからか昼と夕方だけ鳴るようになってました。調べてみるとこのサイレン、なんと60年前から設置されているそうです。
それが、とうとう8月いっぱいで器械が撤去されるそうです。なんでも、あまりにも器械が古すぎて修理のための部品がもう製造されておらず、今後のメンテナンスが難しいからとのこと。
小学校の頃は、常に放課後は友達と運動場で遊んでいたので、夕方の5時の「家路」のサイレンが鳴ると「もうそろそろ帰る時間だ~」といつも夕焼け空を見上げていたのを思い出します。岡山に住んでる皆さんにもこのサイレンの音楽とともに見た思い出の光景が一つや二つはあるのではないかと思います。「大きなノッポの古時計~」という歌がありますよね。まさに岡山市民にとっては思い出深い「古時計」だったのですが、それがとうとう動かなくなってしまうのはやっぱり寂しいですね。8/31まで残り1週間、あれこれ思い出に浸りながら耳を澄ましたいと思います。