おくむら大腸肛門クリニック院長のブログ

岡山市の大腸肛門専門クリニックの院長のブログです。

半沢直樹を見て思うこと

皆さん、ドラマの半沢直樹を見てますか?先日は「東京セントラル証券編」の最終章でしたね。

以前にもブログに書きましたが、私は「下町ロケット」やこの「半沢直樹」などのお仕事ドラマが結構好きです。私は開業医ですが、開業医は同時に自営業でもあります。組織に守られた大きな総合病院の勤務医をやめて、一人で毎日いろいろな事と戦っている事業者としては、ドラマの中で熱く語られる仕事人のセリフにグッとくることがあります。自営業の方のみならず、毎日お仕事を頑張っている皆さんはそうですよね?

昨日は半沢直樹が語った「仕事上の3つの大切なこと」がとても心に染みました。

1. 正しい事を正しいと言える事
2. 組織の常識と世間の常識が一致している事
3. ひたむきに誠実に働いた者がきちんと評価される事

「仕事は客のためにする。世の中のためにやる。その大原則を忘れた時、人は自分のためだけに仕事をする。」

このセリフ、「客」を「患者さん」に変えても、そのまま医療にも当てはまります。開業医は経営のことも考えないといけませんが、医療はあくまでも「患者さんの悩みを治して幸せになっていただく」のが一番の目的で、金銭的なものはその後からついてくるべきものだと思います。経営の神様 松下幸之助さんも同じような事を言われていたそうですね。医者は金儲けを目的にしてはいけないってことは当たり前のことなのですが、開業して経営も考えないといけなくなると、どうしても目先のことに追われてしまう方もおられるかもしれません。

私のクリニックは総合病院などに比べると小さく、またあまり一般の医師がやりたがらない領域の仕事でもあります。

半沢直樹はこうも言っています。

「どんな会社にいても、どんな仕事をしていても、自分の仕事にプライドを持って日々奮闘し達成感を得ている人のことを本当の勝ち組というんじゃないか」

当院は大腸肛門科というかなり専門性の高いクリニックです。癌などを扱う大きな病院の医師からすると外来では軽んじられる領域かもしれません。しかし、悩んでいる患者さんは多く、大きな病院で診てもらっても改善せず、遠方からでも「治したい」と来院してくださる患者さんもいます。そんな方が、治療後「来てよかった」と喜んでいただけた時、私は医師として、社会人としてとても幸せを感じます。そんな患者さんの笑顔を励みに、これからも医師になった頃の初心を忘れず、「患者さんファースト!」で頑張りたいと思います!それではまた!

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