おくむら大腸肛門クリニック院長のブログ

岡山市の大腸肛門専門クリニックの院長のブログです。

GWは 東京で病院見学

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皆さんは今年の超ロングGWはいかがお過ごしでしたか?当院は9日間お休みをいただきましたので、この休みを利用して中東を旅行してきました!・・というのはウソで、この写真は東京都の新大久保駅近くの百人町通りです。(笑)新大久保駅近辺はコリアンタウンだけではなく、外国の方向けの日本語学校なども多く、様々な人種の方がいます。新大久保駅前を歩いている日本人は1-2割程度という感じで、日本にいながら異国情緒溢れる場所です。この写真はイスラム教の方が食べても大丈夫なハラル食を売っている有名なお店が集まっている所で、いつもイスラム圏の人たちで活気にあふれています。たまにコーランが流れたりしています。私はこういう活気のあるアジア的な所が大好きですね。
さて、GW中に当院は以前より懸念だった院内の水道関係の設備の工事を行いました。工事するには一週間以上診療ができなくなるということだったので、工事にも丁度いいタイミングだったのです。
しかしさすがに連休中ゴロゴロ過ごすのも勿体ないので、連休中の4月31日から5月2日までその新大久保にある東京山手メディカルセンターの大腸肛門病センターに手術見学に行きました。

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東京山手メディカルセンター
この病院は三年前まで私が勤務していた病院です。肛門の手術では全国トップの病院で、肛門科を専門にしている医者で知らない人はいないという超有名病院です。中でも部長の佐原力三郎先生は私が大変お世話になった先生で、たびたびメディアにも登場されている有名な先生です。私の現在の肛門の手術のほとんどはこの佐原先生から教えていただいた術式を取り入れています。ただ、私も岡山に戻って開業していると、手術のことで様々な疑問点や確認しておきたい点が出てきたので、それらの疑問の解消に今回再度手術見学をさせていただきました。やはり一人だけで手術をしていると独りよがりの手術になる危険もあり、定期的なアップデートは必要だと思います。
この日佐原先生は朝から昼食抜きで30件の痔の手術をこなされていました。佐原先生は既に還暦を超えられていますが、その体力と集中力は恐るべしです!久しぶりに見た佐原先生の手術は相変わらず素晴らしく、私も大変いい勉強になりました。また、3年前一緒に働いた同僚の先生にもお会いできて楽しかったです。個人的には、ここに勤務中に私が作った手術記録の電子化のシステムを今でも皆さんが使っていてくれたのが嬉しかったですね。頑張った甲斐がありました。
今回、手術のことで新しく気付いた点がたくさんありました。この経験をぜひ当院の患者さんにもフィードバックしてお役立てしたいと思います。
それではまた!
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