学会参加(ついでに金魚)
ジオン(ALTA)について勉強してきました。
先週の日曜日、東京まで行って「内痔核治療法研究会」という学会に参加してきました。これで3年連続の参加です。この学会は毎年この時期の日曜日にあるので、開業医としてはクリニックを休みにする必要がなく、参加しやすい学会です。主にジオン(ALTA)という硬化療法を使用した痔核の治療法に関する学会です。ジオンは2005年から日本で認可され保険で使用できるようになった薬で、注射で痔核を固めて治すという患者さんからすれば夢のような薬です。ただしすべての痔核に使えるわけではなく、基本的にはおしりの奥にできている内痔核にしか注射できませんが、最近は外痔核を伴う内痔核に対しては、外痔核だけは小さく切除して取るという手術を併用することでジオンを使える例も増加しています。私もこの併用療法で痔の治療を行うことも多いですが、かなり手術効果に手ごたえを感じてます。日帰り手術が可能で、痛みも少ない治療法として今後どんどん増えていくのではないでしょうか?ただし一定の確率で再発例はあり、学会では再発しやすい方の原因の検討や手術手技の工夫などが1日討論されました。東京で一緒に働いていた先生も多数来られており、久しぶりの再会で楽しかったです。
学会終了後移動して日本橋でアートアクアリウムというイベントを見てきました。実は出張の2日前に、朝の「めざましテレビ」でたまたま放送していたのを見て、丁度東京に行くからと急遽行くことにしたんです。
会場は暗闇にライトアップされたたくさんの金魚が泳ぎ回っており、なんだか夢の中で見るような光景でした。毎年やってるみたいで、今回のイメージは「竜宮城」だとか。
よく見る普通の金魚でも、展示の仕方で随分印象が変わるもんだなと感心しました。うちの待合室にも金魚鉢にビー玉入れて光を下から当てておくだけで結構雰囲気いいんじゃない・・?と思いましたね。(笑)
感心したのは掛け軸のような縦長の水槽に黒の出目金を入れ、それにプロジェクションマッピングを組み合わせたもの。
泳いでいる金魚の影自体が水墨画のようにもなっていて、とても印象的でした。背景の絵も動いてどんどん変わっていきます。さすがセンスありますねぇ。
しかし、このイベントが終わったらこの金魚たちはどうなるんでしょうか?「最終日には金魚すくい大会とかに変わるのか?それともまた転売されるのか?」と、どうでもいいことを考えながら会場を後にしました。相変わらず短い滞在でしたが楽しめました。やっぱ、東京って刺激的ですね・・みなさんも東京に行く機会があったらぜひどうぞ。
それではまた~!